はっきり言ってなけりゃないでどうにか成るモノなんですが・・・
百円ショップのお皿でも間に合いますしネ
メラミン製のトレーなんかでも用は足ります。
なのに一時やたら買い集めた時期がありまして今じゃ店が開けるほど(笑)
実際使い勝手の悪いモノも沢山あって、随分無駄遣いをしたもんだと反省しきりなのですが、その中でも現在使用しているものやちょっと珍しいものを紹介します。

スチール製ホーロー引き(チューブ用)

■ホルベイン製(2つ折り中 24仕切)横25cm×縦21.8cmオープン時


確か1番最初に買ったのがこれでした。
もう長い事使っているのでへこんだり、塗装が剥がれたりしてますが補修しながら使ってます。
どこにどの色があるか捜さなくても勝手に手が伸びる。


■ホルベイン製(2つ折り大 24仕切)横30.2cm×縦27.2cmオープン時


上のヤツの大きいバージョン。
色環で絵具が並べられるので分かりやすい
このタイプのスチール製(真鍮)のホールディングパレットは日本でしか作られていない様です。
真鍮製の特注パレットは存在しますが、この10倍くらいの値段がします。
この価格(5千円くらい)でこの造り。まさに職人技ですね。世界中に輸出されてます。


■アトリエパレット 24仕切 横cm34.3×縦25.8cm


こちらは開閉しないアトリエタイプ。
以前いわさきちひろのアトリエの写真を見ていたら
これと同じタイプのパレットが写っていて、へぇ~と思っていたら
東京出張の折ふらっと入った画材屋さんで偶然見付けました。
フタがないから埃が入っちゃうのでアクリル板で自作した


■アトリエパレット (2つ折り大 54仕切)横30.2cm×縦27.2cmオープン時


ハイ、完全な衝動買いです。
これも出張の時見付けました。東京って何でも有るのね
1個しかなかったので随分まよって出したり引っ込めたりしていたら
怪しいと思ったのか、警備員が後ろにピタリ....もう勢いで買っちゃいました(笑)


固形パン用パレット

■ヘビーウェイトBOX(ハーフパン/ホールパン)


固形パン用パレット。
真鍮製で左が3連ハーフパン用、右が4連ホールパン用。
ホールパンはプラスチックのパンをイギリスの画材サイトで購入し、
好きなメーカーのチューブ絵具を充填して使っています。
パレットの溶き皿の底が深くなっていてとても使いやすい
外でのスケッチに携帯するのにはパン用のパレットは便利。
絵具を差し替えたり、配置を変えたりが簡単に出来るのも利点の1つでしょう。
現行のものは底が四角い方です。


■ヘビーウェイトBOX(クォーターパン)


デイラー・ラウニー社のミニチュアポケットセット。
18色のクォーターパン(1/4サイズ)と小さなレッドセーブルの筆が入ってます。
私は真ん中の筆が入っていたスペースにも絵具を追加して27色で使用。
革のケースに入ってます。
本当に小さいのでカバンの中に入れておいても邪魔になりません
もう何年も使ってますが、なくなった絵具はハーフパンを切って補てんしてます(ちょっと勿体ないけど・・)


■ライトウェイトBOX


固形パン用軽量スチール製パレット。
色々なメーカーでこのタイプのものを出してますが
空きケースも販売しているので、セットものでなく
好きな絵具だけ買って追加していった方が無駄な
絵具を買わずに済みます。
絵具が1式で取り外せて、その下も溶き皿になってます。


塩ビ製カバーパレット

■フランク・ウェブパレット 25仕切 横41.2cm×縦29.8cm×高さ2.4cmカバー外し時

オープン時カバー
カバータイプの塩ビ製卓上パレット。
フラック・ウェブという水彩画家が考案したパレット
かなり大きいです。F6サイズの画用紙ぐらいの大きさ
仕切と混色スペースに段差がないのでトレーみたいに使えます。
掃除も一拭きで済むので楽チン!
アメリカの画材サイトから購入しました。


■チープ・ジョー ピギーバックパレット 30仕切 横41.2cm×縦29.8×高さ2.2cmカバー外し時

オープン時カバー
これもアメリカから個人輸入したもの。
大きさは上のフランク・ウェブパレットと同じ
仕切と混色スペースの段差は13mmと大きい
あちらではこういったパレットが一般的の様です。
5mLのチューブの中身が3本分ぐらい入ってしまうほど仕切がでかい


ABS樹脂製パレット

■まっち19仕切 横24.7cm×縦20.8cmオープン時


まっち絵具製造で購入したABS樹脂100%のパレット。
プラスチック系のパレットは色々試しましたが、個人的にはこれに勝るものはありませんでした。
作りがしっかりしていて、絵具はじきもありません
仕切の傾斜がとても使いやすいです。親指を掛ける穴も大きくて男性の太い指でも痛くなる事がない。
500円(税別)、オススメです!


プラスチック製

■コストパフォーマンスならこちら


とにかく安く済ませたいならプラスチック製のパレット。
上のやつは名前は分かりませんが世界堂で買った200円くらいのもの。
ミニスケッチ用にクォーターパンの補助として使ってます。

下のはミッキー 三面パレット[24色用]No.3000
16x195x260(三面使用時:373)mm。300円ちょっとだったと思います
何度かこれでスケッチに行ってますが、使い勝手はとても良いです。
持ち物を軽くしたい人にはオススメです!


乾燥しにくい

■Mijello FUSION24
Airtight/Leak-proof Watercolor Palette
 横32cm×縦16cmクローズ時/横32cm×縦30.5cmオープン時


ミジェロのプラスチック製24仕切り水彩パレット。
下のトレーが2重になっていて着脱出来るので、混色スペースが倍使える。
洗うのも簡単!
漏れ防止のパッキンが付いているが、密閉度はそれほど高くはない。持ち歩く時は軽く拭いておいた方が良い。ただし仕切りに出した絵具はパッキンの効果で乾燥しにくく柔らかな状態を保てるので、固形絵具が使いづらいと思ってる人にはぜひお奨めします。お値段は「ミジェロ ジャパン 楽天市場店」で2,322円。送料702円の合計 3,024円でした。
18仕切りの製品もあり、そちらはもっと小さめ。


防弾ガラスパレット

■Bullet Proof Glass Watercolor Palette  34仕切 横35.3cm×縦31.0cmオープン時(付属品含まず)


何か物騒な名前ですが、内側が防弾ガラスの素材で出来ていて色が見やすく絵具をはじきにくい・・というのがうたい文句。
ヨーロッパや米国の画材サイトで販売してますが、ナントMade in Koreaです。


アルミ製

■月光荘オリジナルパレット 横24.5cm×縦21.3cmオープン時


銀座月光荘のオリジナル水彩パレット。
アルミ素地のヘアライン仕上で溶き皿が緩やかなRになっていて
使いやすい。びっくりするほど軽量、絵具の染み付きもありません
アルミ色のままなのは絵具の色が見やすいからだそうですが、個人的には乳白色の方が好きです。
指掛けの脇の小さな穴は三脚に固定できる様、後から開けたもの。


ブッチャーズ・トレー

■お肉屋さんの必需品!


昔、お肉屋さんでよく見かけたホーローのトレーです。
最近のものはほぼステンレスになってしまいました。
これはアメリカの画材サイトでパレットとして販売してるものを、当時向こうで生活してる水彩仲間に頼んで買ってきてもらいました。
日本製のホーロートレーもあるにはあるが、深さがありすぎて使い勝手は今ひとつ。
W:39.4cm×H:29.0cm×D:28.0cm


陶器

■菊皿、梅皿、etc...


重くて割れ物・・と言う事を除けばこれが1番使いやすいんでしょうね。
絵具をはじく事もなければ、色が染みつく事もありません。
ただ大きな混色スペースがないので通常の仕切のあるパレットと併用してます。


デザインパレット

■溶き皿がいっぱい


学生の頃から使ってるプラスチック製のパレット。
当時はポスターカラーやグァッシュだったのでコレを使っていました。
その頃は赤・青・黄の3原色と白、黒の5色だけで描いていたっけ
今でも固形パンを使用する時は溶き皿として使います。


良い画材が無けりゃ・・

絵が描けない訳じゃない。ましてや上手な絵が描けるわけでもない。
そんな事は百も承知・・・でもちょっとしたこだわり、ささいな喜び。どうせ描くならお気に入りのものに囲まれていたい。そのぐらいの贅沢は許されるはず・・・ここは私のオモチャ箱

僭越ではありますが・・

ここでは水彩画の道具について初心者の方が見ても分かる様に説明しているつもりですが、私の個人の価値感、使用感ゆえにエキスパートの方々が見れば眉をひそめる様な記述が多々あるやも知れません。なんらかのご指摘・ご指導が御座いましたらこちらのほうへ。

結局のところ・・

安かろうが高かろうが自分にあったものを見つけるのが1番なのは言うまでもありません。でもそこにたどり着くには色々試してみなけりゃ分かりませんからね。コレって決めつけるのもつまらないし、気分次第であれこれ触ってみるのも楽しいのです♪